入学を決めた理由、迷っていた事ー保護者の方々の声①

現在在学されている保護者の方々に、アンケートをお願いしました。
何回かに分けて、保護者の方々の生の声をお伝えしようと思います(順次更新していく予定です)。
 

入学を決めた理由、決めるまでに迷っていた事

●心が耕されて豊かになり、精神が安定してこそ、人は成長し、他者からの声掛けが入るようになる。そして、他者を信じ、困った時に自らの思いを他者に表現できるようになる―。親亡き後、他者の支えを得て生きていくことになる我が子に、これが一番必要なことだと私は思っています。そのためには、愛育養護学校が最適だと思いました。先生方の入れ替わりが少ないこと、教育理念を先生方がしいっかり共有されていて、風通しがよく、理念をさらに発展させようとしていることも、子を預ける親からすると心強いです。ボランティアや実習に入っていらっしゃる方々も頼もしく、意識が高いと感じています。迷ったのは、公立の支援学校と違って座学が無く、将来作業所での指導員の指示が入りやすいようにする訓練的な要素が少ないことでした。ですが、こうした訓練も、心が育ってこそ成果が出るものだと思います。いま我が子に必要なことは、精神面の手厚いサポートと成長だという思いに至りました。(小学部2年生)
●育ちの場は下校後や長期休みの過ごし方も含めて大切だと思います。愛育養護学校を書くに、たくさんの方々に支えられ、育てて頂いていることに感謝しています。愛育には経験豊富な先生方がたくさんいらっしゃるので、ざっくばらんに相談なさってみると、道が開けてくると思います。私も入学前から相談にのっていただき、背中を押して頂いて今があります。(小学部2年生)
●相談日を利用して月1回通園していくうちに、どの先生も笑顔で子どもたちに接している姿、また子どもたちが伸び伸びと楽しそうにしている姿を目の当たりにして、入園を希望するようになりました(幼稚部年中児)
●自立するために、日常生活の様々なことが自分でできるようになってほしいと願っています。入学前に通っていたころでは、できるようになる為に、同じ事を何度も何時間もくりかえし練習しえいました。確かに成果はあがりますが、本人にとっては苦痛でしかなかったようです。私もそのやり方に疑問を感じ、スピードは遅くても、日々楽しく生活していく中で、色々な事を身につけていってほしいと思い、愛育にお世話になることにしました。(幼稚部年中児)
●愛育では、所狭しと色々なことに挑戦できる準備がされていることも魅力の一つだと思います。校内では、トランポリンや自転車や三輪車、大工道具を使ってツリーハウスを作ったり、畑で野菜を育てたり。料理をしたり、絵の具をしたり、畑で野菜を育てたり、シャワーをあびたり・・・外出してスーパーで買い物をしたり、バスや電車に乗って出かけたり。本人が望めば、どんな事もかなうような学校だと思います。パワーのある先生方とやさしいボランティアの方々のおかげで、充実した毎日が過ごせると感謝しています。息子は今の所「やらない」と言うことが多いそうですが、この先いろいろな経験をして、世界を広げてほしいですし、その中で自分が夢中になれる事を見つけられたら嬉しいと思います。(幼稚部年中児)