日々の子どもたちの生活①

それぞれに自分の活動に取り組んでいる子どもたち。ホールはそれぞれのことをしながらも友だちの様子を感じ近くで共に過ごす場です。子どもたちが集まってくると自然とダンスや音楽が始まります。通りすがりに友だちがやっていることに入れてもらうこともしばしば。毎日たくさんの出会いがあります。

みんなでこいのぼりを作ろう!と、大きなシーツを用意しました。Eさんは絵の具の色を選んで水で溶き、染み込んでいく感触をじっくりと味わいました。一本一本の線をどのように引くかよく考えて引いていました。淡くて優しいさわやかな色合いのこいのぼりができました。

クラスメイトで仲良しの二人。YさんがKさんの車椅子を後ろから押して一緒に有栖川公園へお散歩に出かけましたが、分岐点を迎えると二人の行きたい方向が食い違い、Yさんが車椅子を押そうとしてもKさんは車輪を強く握り進ませようとしません。分岐点の度にこのようなやりとりが繰り広げられ、お互いに段々と険しい表情になりながらも二人は少しずつ前に進み、何とか梅園まで到着して少しのんびり過ごした後、最後は二人とも満面の笑みで、長い直線を疾走して学校に帰りました。